不動産投資は、どのような目標や目的を持って行えばよいのでしょうか?不動産投資の目標や目的には、さまざまなものがあります。
不動産投資を行う際の目標や目的により、不動産投資の進め方にも大きな違いが出てくるため、不動産投資の目標や目的をしっかりと定めて行うことは非常に重要です。
ここでは、主な不動産投資を行う目標や目的について解説していきます。
他人資本を導入して資産形成を行う目的
不動産投資を行う場合には、購入する投資用不動産を担保として銀行などの金融機関から不動産投資用ローンの借り入れを行うことができます。
このような方法で不動産投資を行うことで、他人資本の導入により自己資金のみでは不可能な規模の資産形成を行うことが可能になります。
長い期間にわたって家賃収入を得る目的
不動産投資を行う場合、長期にわたって投資用不動産を所有することで安定した家賃収入を得ることができます。
この方法を目的として、不動産投資を行う人が非常に多いのが現状です。
節税目的

不動産投資行うことで、節税ができます。節税できるのは所得税と住民税の所得に応じて課せられる税金と、相続時に課せられる相続税です。
所得税と住民税は一般的なサラリーマンの場合、給与所得に応じて税率が変わります。所得が高ければ高いほど、課せられるこれらの税率は高くなり、金額も高額になります。
このような場合に不動産投資を行い、あえて赤字を出すことで課される所得税と住民税の金額を減らすことができます。
これはサラリーマンの給与所得と、不動産投資で出た赤字を合計する「損益通算」を行うことができるためです。損益通算を行うことで、税務署に申告する総所得を減額することができ、結果としてこれらの税金を低く抑えることができます。
相続税は、所有している投資用不動産の評価額に対して課せられます。一億円の現金を相続する場合、評価額はそのまま一億円となりますが、一億円で購入した投資用不動産の評価額は、購入価格よりかなり低い金額で評価されます。
そのため、相続税を低く抑えることが可能になります。

団体信用生命保険を利用した生命保険代わりの目的
銀行などの金融機関から不動産投資用ローンを乖離れる場合には、団体信用生命保険への加入が義務付けられることがほとんどです。
この団体信用生命保険とは、ローン契約者に万が一の事態が起こったり、ローン契約者が重度の障害を負ってしまい、ローンの返済が困難になったりした場合に、保険会社がローンの残債を支払ってくれるというものです。
この保険に入っていれば、ローン契約者の死亡時には相続人にローン残債のない投資用不動産を遺すことができ、重度の障害を負い就労が困難になった場合にも、家賃収入を生活の糧とすることが可能になります。
インフレ対策する目的

経済状況が変化し、インフレが起こった場合、現金の価値は下がっていきます。しかし、相対的に不動産などの現物資産の価値は上がります。
インフレが起こり不動産の価値が上がると、投資用不動産の賃料を上げることができます。賃料が上がれば、より多くの家賃収入を得ることができるため、不動産投資はインフレ対策としても有効です。
また売却する場合にも、高額で取引をすることが可能になります。
転売して利益を得る目的

投資用物件を購入してその物件の値上がりを待ったり、競売などで安く購入した不動産にリフォームを施したりして付加価値を高め、購入時の価格よりさらに高額で転売する方法で利益を上げることもできます。
このような方法は一般の投資家が行うことは珍しく、不動産投資のプロが行うことが一般的です。
まとめ
ここまで、不動産投資の目標や目的について解説してきました。一口に不動産投資といっても、さまざまな目標や目的があることがお分かりいただけたと思います。
ここで解説した不動産投資の目標や目的の中で、自分に合った目標や目的を定めて不動産投資を行い、不動産投資を成功させましょう。
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